ジモティーは地域密着の求人に特化した、無料掲載が可能な情報掲示板サービスです。地元採用を計画されている場合は、気になられている方も多いのではないでしょうか。ジモティーのメリットやデメリットを含めた実際の効果を、まずは知ることから始めていきましょう。
本記事では、ジモティーで求人を無料掲載する方法やトラブルの対処法について解説します。
ジモティーとは?
まずは、ジモティーの基本情報から確認しておきます。
ジモティーの歴史と概要
ジモティーは株式会社ジモティーが運営する、地域に密着した情報掲示板サービスです。サービスは2011年に開始され、「地元の掲示板、ジモティー」というフレーズが有名なCMによって、認知度を徐々に伸ばしました。掲示板内では、求人以外の不用品の販売や譲渡、友達募集など幅広い情報が掲載され、気軽に利用できることも特徴のひとつとなっています。
月間のユーザー数は全体で1,200万人以上で、そのユーザーの一部が求人サービスも利用している状況です。現在の求人数は、正社員50万件以上、アルバイトは170万件と有名求人サービスと肩を並べる掲載数を誇っています。(2024年1月現在)
ジモティーでの求人掲載特徴
ジモティーでの求人掲載には、代表的な3つの特徴があります。
①基本無料掲載が可能
ジモティーは無料での求人掲載が可能です。有料オプションもありますが、無料の範囲でも充分に活用できるサービスとなっています。
②幅広い職種の募集ができる
ジモティーでは、営業・販売・物流・医療・事務など幅広い職種での募集が可能です。また、求職者はエリアに加えて、職種でもカテゴリ検索ができるため、マッチングしやすい設計となっています。
③気軽に求人募集ができる
ジモティーは求人登録から審査にかかる時間もふくめ、最短1時間程度で掲載することができるため、ほかの求人サイトと比べると簡単に早く掲載できるという特徴があります。
ジモティーに求人を無料掲載する方法
次に、ジモティーへ求人掲載する具体的な手順を解説します。
ジモティーに求人掲載する手順
①会員登録をする
ジモティーへの登録は「dアカウントで会員登録」「Facebookで会員登録」「Googleで会員登録」「メールアドレスで登録」の4つから選択が可能です。メールアドレスの場合は「ニックネーム」「メールアドレス」「パスワード」の入力が別途必要になります。求人用のメールアドレスなどを利用して、ジモティーのアカウントを開設しましょう。
②必要情報の入力・認証
ジモティーへの登録が完了したら、利用したメールアドレスへ認証メールが届きます。メールに記載されたURLをクリックし、アドレスに間違いないことを確認します。
③求人情報を作成する
認証が完了したら、マイページから求人情報の投稿を行います。「投稿画面へ(無料)」という表示をクリックし、「アルバイト」または「正社員」のカテゴリを選択します。
タイトル・内容・会社名・給与・勤務地・画像・電話番号などを入力し、求人情報を投稿すると、事務局にて規約などのチェックが行われ、問題がなければ最短1時間程度で掲載されます。
④掲載されているか最終確認
掲載後に、求職者目線で掲載内容をチェックして完了となります。レイアウト上読みにくいものや、誤字脱字があればすぐに修正を行うことが大切です。情報に誤りがないか、しっかりと最終確認しましょう。
掲載までに応募受付体制を整えておく
ジモティーは掲載までが非常に早いため、事前に応募受付体制を整えておく必要があります。一次対応は誰が行うのか、面接の日程はどの期間で設定するかなど、応募があったことを想定して事前に準備を整えておくことも重要です。
ジモティーで求人掲載するメリット・デメリット
ジモティーへ求人掲載するうえでの、メリット・デメリットをみておきましょう。
ジモティーを活用するメリット
ジモティーへ求人掲載する代表的なメリットをご紹介します。
①交通費を抑え、近くの人材を採用できる
地域密着の情報に特化したジモティーは、近隣採用に適していることが掲載の大きなメリットです。ジモティーは都道府県別のページごとの求人閲覧が可能で、駅検索で勤務希望エリアを選べる仕様となっています。自宅近くで働きたい求職者が、希望の勤務地の仕事へ応募しやすい仕組みも、特徴のひとつです。近隣求職者の応募を取り込むことで、交通費を抑えた採用も可能となるでしょう。
②スピーディーに費用を抑えて掲載できる
ジモティーへの求人掲載は、基本的に無料で行うことができます。また、求人情報の登録から最短で1時間程度で掲載ができるため、早急に募集が必要な際にも活用しやすい媒体です。無料掲載の範囲内で採用に至れば、求人に必要なコストを大幅に抑えることができます。
ジモティーを活用するデメリット
一方で、ジモティーへの求人掲載にはデメリットもあります。主なデメリットについても確認しておきましょう。
①求人媒体としての認知度が低い
ジモティーは求人専門のサービスではないため、求人媒体としての認知度としては低い傾向があります。不用品の譲渡や売買を閲覧していて、たまたま見つけた求人に応募するといったケースもあるため、応募者の質にばらつきがあることも少なくありません。企業としてはこのような媒体特性を理解したうえで、丁寧な応募者選考が必要になります。
②求人に関するフォローが体制がない
求人に特化したサービスではないため、採用や求人に関するフォロー体制がないことも覚えておく必要があります。正しい求人の作成方法や応募者管理・対応などの知識の有無は、応募や採用時のトラブル抑制や、効果にも影響することです。自社求人の経験や知識が少ない場合は、求人掲載に当たって多少不安な面もあるでしょう。
ジモティーでよくあるトラブルとその対処法
最後に、ジモティーで求人掲載をした際によくあるトラブルと、その対処法を解説します。掲載時の参考としてご活用ください。
応募後のミスマッチ
面接の場で応募者より「思っていた仕事や条件と違っていた」と言われることは、求人経験が少ない企業では起こりがちなトラブルです。この場合は、掲載した求人内容を双方で確認し、どの部分で認識の相違が起こったのか必ず検証する必要があります。検証後は求人内容を早急に修正し、同様のトラブルが起こらないよう対処しましょう。
また、職場の実態に沿った求人を作成するということが、求人の基本原則です。応募を集めたいばかりに虚偽や誇張した求人を掲載すると、職業安定法に抵触する罰則を課せられることもあります。求人内容作成時には求職者目線での文章を意識し、実態を反映した内容にすることが非常に大切です。
採用後、突然の退職など
採用後の突然の退職や、勤怠不良を避けるためにも、採用時に契約書を取り交わすことを推奨します。入社後に契約書を取り交わす企業もみられますが、契約書が無い期間は勤務ルールの共有ができておらずリスク回避もできません。
入社前に双方で勤務ルールや規定をすべて確認し、契約書を交わしたうえで組織に受け入れることで、入社する人材への不安解消にも繋がります。
応募が集まらない
ジモティーへ無料掲載して応募が集まらない場合は、有料オプションの利用を検討してみましょう。有料オプションは、課金時に投稿が上位表示される「リフレッシュ」、投稿を色付けして目立たせる「ハイライト」、指定のエリアやカテゴリに最上位表示される「PR枠」の3種類があります。
費用はPC・スマホからなら、「リフレッシュ」が1回300円、「ハイライト」は1回90円、「PR枠」は上位表示期間とキーワードによって価格が変動する仕組みとなっています。無料掲載で応募効果がない場合は有料オプションを活用し、改善がみられるか試してみるのもよい方法です。
まとめ
本記事では、ジモティーで求人を無料掲載する方法やトラブルの対処法などを解説しました。勤務地近くの求職者を取り込めるジモティーでの求人は、多くの企業にメリットのある募集手法のひとつです。デメリットも考慮のうえ、自社に合った採用活動の一助として上手にご活用ください。
求人の経験が少なく、求人情報の作成や採用活動のサポートを必要とされる場合、採用支援ツールの活用がおすすめです。
弊社が提供する採用管理システム(ATS)アットカンパニーは、一社ごとに求人のプロである専任の担当者がつき、求人情報の作成はもちろん、分析レポートに基づいた改善といった運用までまるっとお任せできるサービスです。
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