キャリアジェットを活用した求人掲載が、Indeedと同様に注目を浴びはじめています。日本での認知度がまだ低いこともあり、求人掲載の方法や特徴は意外とわかりづらいものです。利用前にほかの媒体との違いやキャリアジェットの特徴をしっかりと理解し、効果に繋がる方法で求人掲載を行いましょう。
今回は、キャリアジェットに掲載する方法や特徴、Indeedといったほかの求人検索エンジンとの違いを解説します。応募に繋がりやすい掲載方法も、ぜひご参考にしてください。
目次
キャリアジェットとは?
まずは、キャリアジェットの概要を確認しておきましょう。
キャリアジェットの基本情報
キャリアジェットは、Indeedと同じ求人検索エンジンです。2003年6月にイギリスのCareerjet Limitedによってリリースされ、2008年には日本国内でもサービスが開始されました。ユーザー数は2023年現在で月間約80万人で、Indeedと比べると閲覧数は少ないものの、対応している国や言語も多くグローバルな求人サービスとして、多くの企業に活用されはじめています。
キャリアジェットの特徴
キャリアジェットの代表的な特徴は、以下の3つです。
世界90カ国で展開キャリアジェットは世界90カ国以上で展開されている、グローバル求人サービスです。28の言語にも対応していることから、日本人のみならず外国人就労者の採用にも活用することができます。
条件にあった求人の通知機能求職者の希望条件を満たした求人が掲載されると求職者に「ジョブアラート」という通知が配信される機能があります。詳しくは後述しますが、マニュアル掲載(直接掲載)で使える便利な機能です。
使いやすい検索機能勤務地×キーワード検索のほかに、職種やよくあるキーワードなど幅広い項目を組み合わせて検索できる詳細検索が可能です。求職者が自身の希望にあった求人にたどり着きやすく、応募のアクションに繋がりやすい仕様となっています。
キャリアジェットの求人掲載料金
キャリアジェットへ直接求人を掲載するマニュアル掲載の場合は、有料掲載が基本です。料金は「クリック単価」と「成功報酬型」のふたつのパターンから選択できます。「クリック単価」は求人をクリックされるごとに課金され、「成功報酬型」は応募ごとに課金される仕組みです。
直接掲載の場合は有料掲載が基本ですが、「転載(クローリング)」での掲載など例外もあります。どのような方法で掲載すると料金が発生するのかを含め、次の章ではキャリアジェットの掲載方法を確認しておきましょう。
キャリアジェットに求人掲載する3つの方法
キャリアジェットに求人掲載するためには、3つの方法があります。
マニュアル掲載(直接掲載)
マニュアル掲載とは、キャリアジェットのサイトでアカウントを開設し、直接求人情報を掲載する方法です。前述した通り、直接掲載の場合は課金が必要になりますが、自社採用サイトや求人ページを持っていなくても掲載できるほか、ジョブアラート機能を利用することもできます。
ジョブアラート機能とは、求職者が希望する条件にマッチした求人情報が、掲載されたことをお知らせする機能で、求人内容に興味関心が期待できる求職者への閲覧を促すことで、応募率やマッチング率の向上が期待できます。
求人サイト用自動掲載(クローリング掲載)
自動転載とは、自社ホームページに掲載した求人情報や、提携している求人サイトに掲載した情報が転載されることで掲載となる方法です。WEB上にある求人情報をロボットにより集めるクローリングという仕組みで、キャリアジェットの規定に合致した情報をロボットが収集し、それをまとめて転載します。
クローリング掲載の場合は、転送費用などは必要なく無料での掲載が可能です。しかし、規定に沿ったページ構築が必要なため、WEB制作等の専門知識が課題となるケースが多いでしょう。
採用管理システム(ATS)との連携による掲載
近年導入企業が増えている採用管理システム(ATS)を活用することで掲載するという方法もあります。キャリアジェットに対応している製品に限りますが、WEBの専門的な知識も不要で手軽に利用できるためおすすめの掲載方法です。
たとえば、弊社が提供する採用管理システム(ATS)アットカンパニーの場合、公開した求人情報がキャリアジェットに自動連携される仕組みとなっています。さらに、IndeedやGoogleしごと検索など複数の求人サービスと提携しているため、個別の掲載手続きなく一括転載できることも活用の大きなメリットです。
求人掲載だけでなく、採用ホームページの作成、応募者対応、選考管理まで行うことができる製品も多いことから、採用管理システム(ATS)の利用企業は年々増えつつあります。近年では、最も効率的に採用の成果に繋げられる掲載方法だといえるでしょう。
キャリアジェット求人掲載の手順
ここからは、キャリアジェットへ求人掲載する際の基本的な手順を、ご自身で操作が必要な「マニュアル掲載」と「自動掲載」に絞って解説します。採用管理システム(ATS)を活用した掲載は、ご利用になる製品の操作方法をご確認ください。
①アカウント開設と求人情報の登録
まずは、キャリアジェットのサイト( https://www.careerjet.jp/ )を開き、サイト内にある「求人の掲載」をクリックします。その後「マニュアル掲載」か「自動転載」かを選択し、表示の案内に従って入力を進めてください。「マニュアル掲載」は直接投稿、「自動転載」はクローリングでの掲載を指します。
②求人内容の審査・入金
求人情報など、必要な入力が完了したら、キャリアジェットの掲載規定に基づいて審査が実施されます。
マニュアル掲載の場合は有料のため入金が必要です。支払い方法は「前払い制」と「後払い制」の2種類あり、前払いの場合は最低1万円以上の入金が必要です。 そのほか、パッケージやサブスクリプションなども用意されているので、自社にあったプランを選択するとよいでしょう。
③掲載開始
入金や審査が完了すれば、求人掲載が開始されます。
マニュアル掲載の場合は、必要な手続きが完了すれば掲載となりますが、自動転載の場合は数日かかるのが一般的です。掲載までに応募者対応のフローを整えておくと、選考をスムーズに進められます。
キャリアジェットとそのほかの求人検索エンジンとの違い
では最後に、キャリアジェットとそのほかの求人検索エンジンとの違いをみていきます。
キャリアジェット | Indeed | スタンバイ | 求人ボックス | |
---|---|---|---|---|
国内訪問数(月) | 約80万人 | 2,700万人以上 | 1,000万人以上 | 800万人以上 |
国内求人数 | 800万件以上 | 520万件 | 1,000万件以上 | 1,000万件超 |
無料掲載 ※直接掲載の場合 | 不可 | 可能 | 可能 | 可能 |
世界展開 | 90カ国以上 | 60カ国以上 | なし | 不明 |
対応言語 | 28種類 | 28種類 | 日本語 | 不明 |
キャリアジェットの強み
キャリアジェット最大の強みは、90か国以上で展開するグローバルな求人検索サービスであることです。国内においてのユーザー数は、Indeedなどと比べて及ばない面もありますが、世界的な認知度は外国人採用を行ううえで非常に魅力的です。
実際に人材不足が叫ばれる昨今では、リモートワーク対応が可能な職種を中心に、外国人採用に踏み切る企業も増えつつあります。今後のグローバル採用の必要性を踏まえても、キャリアジェットは有効活用していきたいサービスのひとつです。Indeedなど複数の求人サービスと併用すれば、さらに成果を高めることも可能です。
複数の検索エンジンと併用することで効果を最大に
Indeedなど複数の求人サービスと併用することで、幅広いユーザーに求人情報を届けられるメリットがあります。求人サービスはそれぞれユーザー層が異なるため、それらを組み合わせて求人情報の閲覧数を増やし、求める人材の採用確度を高めることが可能です。
複数の検索エンジンを併用する場合は、採用管理システム(ATS)の活用がおすすめです。前章でもご紹介しましたが、弊社が提供するアットカンパニーは、キャリアジェット以外にも、IndeedやGoogleしごと検索など複数の求人検索エンジンに対応しているため、効率的に多くの求職者へ訴求することができます。
アットカンパニーのサービス資料をご用意しております。ぜひこの機会に、下記ボタンよりダウンロードください。
まとめ
本記事では、キャリアジェットに掲載する方法や特徴、Indeedといったほかの検索エンジンとの違いを解説しました。今回ご紹介した各求人検索エンジンの特徴はそれぞれ違いますので、できる限り多くの求人サービスを理解し、併用することが効果的な募集に繋がります。
複数の求人検索エンジンへ掲載する場合は、採用管理システムの活用が良策です。製品によってはそれぞれのサービスへの手続きを一括して行えるほか、応募者管理や対応までを同じシステムで行うことができます。ぜひ、ご参考にしてください。
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