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【2025年3月末】Indeedのクローリングが終了、影響と対応策を解説

日本国内の月間訪問数は3,700万以上と、膨大な訪問数を誇る求人検索エンジンIndeed。Indeedは各求人サイトをはじめ、企業の採用ページやハローワークなどさまざまな求人情報をクローリングによって集約していますが、そのクローリングによる掲載が2025年3月末をもって終了することが決定しています。

これまで、クローリングによってIndeedに掲載されてきた求人情報はどうなるのか? クローリングの終了が及ぼす影響と、企業がとるべき対応策について解説します。

Indeedに掲載する方法とは

Indeedに掲載するには3つの方法があり、そのうちのひとつがクローリングです。この章では、まず前提として、Indeedに掲載するための3つの方法についてご紹介します。

掲載方法1)求人情報をクローリング

クローリングとは、自社サイトの採用ページやハローワーク、求人サイトなどに掲載されている求人情報をIndeedに読み込ませて掲載する方法です。

Indeedではサイトクローラーと呼ばれるボットがWEBサイト内を回遊し、求人に関連する情報を定期的に収集しています。この仕組みをクローリングといいます。クローリングは条件を満たしていないと読み込まれない可能性があるので、この方法で掲載されるためには、正しい求人情報であることをボットに理解してもらう必要があります。

掲載方法2)Indeedへ直接投稿

直接投稿とは、その名のとおり、Indeedの管理画面内で直接求人ページを作成して掲載する方法です。

Indeedでアカウントを作成すると、管理画面が付与されます。管理画面からは、求人ページの作成だけでなく、応募者管理や課金額の設定などが行えるほか、企業ページの作成もできるので、自社サイトを持っていない場合は、直接投稿で運用するのもおすすめです。

掲載方法3)Indeed連携の採用管理システム(ATS)を利用

採用管理システム(ATS)とは、求人の作成や公開、応募者情報や選考状況など、求人運用にかかる一連の操作を一元管理することができるシステムです。Indeedに連携した採用管理システム(ATS)を利用することで、求人ページで公開した求人情報をIndeedへ掲載できます。

利用する採用管理システム(ATS)のサービス内容にもよりますが、多くの採用管理システム(ATS)では、Indeed以外にもGoogleしごと検索やスタンバイといった大手求人サイトに連携しています。そのため、求人ページをひとつ作成するだけで、複数の求人サイトへ自動的に反映され、手間をかけずに広範囲の求職者にアプローチすることができます。

Indeedへの掲載方法についてはこちらのコラムでもご紹介しています。あわせてご参考にしてください。

【Indeedに掲載するには?】求人の掲載方法と書き方の注意点を解説

Indeedのクローリングが終了する理由

自社サイトで公開している求人情報が自動的にIndeedへ反映されるという、企業側にとっては大変便利なクローリングサービス。ではなぜ、そのサービスが終了してしまうのでしょうか? 主な理由として、求職者の利便性の向上が挙げられます。

以下に、求職者の利便性の向上について具体的な内容を解説します。

Indeedエントリーへの対応

クローリングによってIndeedに掲載された求人では、応募する際にIndeed以外の求人サイトに移動してから応募したり、ハローワークに問い合わせたりするケースがあります。しかし、この方法では手間がかかるほか、別サイトで個人情報を入力することに抵抗がある場合は、求職者が入力の途中で離脱してしまう傾向があります。

一方で、事前にIndeedに直接登録された情報を使えば、求職者が最短でスムーズに応募ができるため、離脱を防ぐ効果があります。このIndeedに直接登録する応募フォームのことをIndeedエントリーと呼びます。Indeedエントリーを利用することで、求職者は数クリックで応募を完了することが可能です。

クローリングサービス終了にともない、Indeedに掲載される求人情報はすべてIndeedエントリーを利用することになるため、求職者にとっては利便性の向上につながります。

求人情報の重複を防ぐ

先にご紹介したように、現在、Indeedへは3つの方法で求人情報を掲載することが可能です。とはいえ、たとえば、ひとつの企業が同じ求人情報をいくつかの方法で掲載した場合は、重複した求人情報とみなされ、Indeedのポリシーにより、Indeedへ掲載されることはありません。

しかし、類似した求人情報がIndeedに掲載されてしまうケースも多少なりとも存在し、求職者を困惑させてしまったり、サイトのデータ管理に負担がかかってしまう要因となっています。

また、これまでIndeedはクローリングによって大量の求人情報を収集して掲載していましたが、近年では直接Indeedから求人を掲載する企業や、採用管理システム(ATS)を利用する企業が増えたことにより、十分な求人件数を確保できるようになりました。

このような経緯からクローリングサービスの終了が決定したと考えられます。

企業が受ける影響と対応策

Indeedのクローリングが終了することで、企業はどのような影響を受けるのでしょうか? また、どのような対応策が必要となるのでしょうか? 影響を受ける可能性がある場合は、早めの対応をご検討ください。

クローリングでIndeedへ掲載していた企業は掲載されなくなる 

クローリングでIndeedへ求人情報を掲載している場合、2025年3月末以降は、求人情報が掲載されなくなります。また、それまでに掲載されていた求人情報も消えてしまいます。

Indeedへ直接投稿、もしくはIndeed連携の採用管理システム(ATS)を利用している場合は、クローリング終了にともなう影響に関しては心配する必要はありません。

クローリングでIndeedへ掲載していた企業がとるべき対応策

クローリングでIndeedへ求人情報を掲載している場合、対応策にはふたつの方法があります。Indeedへの直接投稿か、Indeed連携の採用管理システム(ATS)の導入が必須となります。

対応策1)Indeedへ直接投稿する

Indeedへ直接投稿する方法は、前述でもご紹介しましたが、Indeedでアカウントを作成し直接求人情報の登録を行います。この対応策が一番シンプルな方法といえます。 

直接投稿する利点
  • タイムリーな更新、迅速な掲載
  • Indeedのサイトへ、無料で企業ページの作成ができる
  • Indeed PLUSが適応される条件(日本国内の求人である・雇用形態が人材紹介業の求人ではない・クリック課金のオプションを設定しているなど)をすべて満たした場合、Indeed PLUSへも掲載される
直接投稿する際の注意点
  • クローリング方式よりも厳密な求人情報の入力が必要(フォーマットがIndeed PLUS対応になったため)
  • 適応条件を満たしている場合、Indeed PLUSへ自動的に掲載されるため、Indeed PLUSへの掲載を希望しない場合でも回避できない
  • Indeedの応募フォームは頻繁に変更される傾向があり、バグやエラーが発生した際には対応に時間がかかるケースもある

Indeed PLUSについてはこちらのコラムで解説していますので、あわせてご参考にしてください。

IndeedPLUSとは?掲載方法や注意点を解説!Indeed PLUS(インディードプラス)とは? Indeedとの違いや掲載方法などを解説

対応策2)Indeed連携の採用管理システム(ATS)を導入する

ふたつめとなる対応策は、Indeed連携の採用管理システム(ATS)の導入です。Indeed連携の採用管理システム(ATS)を活用した場合、Indeedへ自動連携されるのはもちろん、そのほかにもさまざまなメリットがあります。以下に、導入する主な利点をご紹介しますので注意点とあわせてご参考にしてください。

Indeed連携の採用管理システム(ATS)を導入する利点
  • Indeedへの連携(サービス内容によってはIndeed PLUSへも連携)
  • Indeed以外にも連携している求人サイトへ自動掲載
  • 求人情報や応募者管理など採用業務一連の効率化
  • 自社の採用ホームページが作成できる
  • 利用するサービスによっては、作成から運用まで丸投げできる
Indeed連携の採用管理システム(ATS)を導入する際の注意点
  • コストが発生する
  • システムの仕様が自社に適しているか見極めが必要
  • Indeedの運用ノウハウを保有しているか
  • サポートの充実度は見合っているか

採用管理システム(ATS)については、こちらのコラムでより詳しく解説していますので、あわせてご参考にしてください。

採用管理システム(ATS)でできること採用管理システム(ATS)でできること徹底解説|初心者編 有料版の採用管理システムのメリットと特徴有料の採用管理システム(ATS)を活用するメリットとは? 有料ならではの機能も解説

まとめ:Indeedのクローリングによる掲載をしている場合、はやめの対応を

クローリングによってIndeedへの求人掲載をしている場合は、今後、Indeedへ直接投稿するのか、Indeed連携の採用管理システム(ATS)を導入するのか、検討が必要となります。

Indeedへの直接投稿は、無料でご自身で求人ページが作成できるため、比較的とりかかりやすい方法です。とはいえ、掲載さえされればOKというわけではなく、Indeedで上位表示させたい、応募者数を増やしたいといった思いもあるでしょう。そのためには、いかに求職者に魅力が伝わる求人を作成できるかがポイントとなります。

求人の書き方については、こちらのコラムでご紹介していますので、書き方がわからないという方は、ぜひ、ご参考にしてください。

応募したくなる求人の書き方応募したくなる求人の書き方とは? 魅力的な文章や広告をつくる5つのコツ

ご自身でイチから求人ページや企業ページを作成する自信がないという方や、Indeedに掲載されても応募がなかなかこなくて困っているという方は、Indeed連携の採用管理システム(ATS)の導入がおすすめです。

Indeedの特別認定パートナーである弊社が提供するアットカンパニーは、求人の作成から運用まで、人材のプロにまるっとお任せできる採用管理システム(ATS)です。一社ごとに担当がつくので、気になることがあれば気軽にご相談いただけます。また、オプション利用でIndeed PLUSへも連携されるため、より幅広い求職者へのアプローチが可能です。

より詳細なサービス内容については、下記よりサービス資料をご覧ください。

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