「タウンワークに求人を掲載しようとしたら、Indeedの案内が表示されるのはなぜ?」「タウンワークに掲載するためにはIndeedを使わないといけない?」そんな疑問をお持ちではありませんか?
タウンワークとIndeedはどちらも国内トップクラスのユーザー数を誇る求人サイトです。実は、2025年以降タウンワークの掲載方法は大きく変わりました。本コラムでは、タウンワークとIndeedの違いや掲載方法の最新情報をわかりやすく解説します。
目次
タウンワークとIndeedの違いとは
「タウンワーク」と「Indeed」は、いずれも求人募集でよく知られる有名な求人サイトですが、その仕組みや掲載方法、得意なターゲット層は大きく異なります。
さらに2025年からの運用変更により、タウンワークはIndeedと密接に連携する仕様に変化しました。まずは、各サービスの概要を整理しながら、両者の違いを明確にしていきましょう。
タウンワークとは
タウンワークは、もともとリクルートが運営していた地域密着型の求人メディアで、アルバイト・パート求人を中心に広く親しまれてきました。とくに、学生・フリーター・主婦(夫)など、生活圏での仕事を探す層からの支持が高いのが特徴です。
TVCMなどの影響もあり、「バイト=タウンワーク」と想起されるほどブランド認知度が高く、求職者へのリーチ力も抜群です。
紙媒体は2025年3月で終了となり、現在はWEB版のみが運用されていますが、シンプルで親しみやすいUI(ユーザーインターフェース)設計もあって、WEBでの仕事探しがはじめての方からの利用も多いことが特徴です。
Indeedとは
Indeedは、国内でトップクラスの利用者数を誇る求人サイトのひとつです。求職者が自由にキーワードや勤務地を入力して検索できるため、幅広い年代・職種・雇用形態のニーズに対応しています。
主な利用者層は、正社員を希望する転職希望者から、アルバイト・パートを探す若年層・主婦層まで多岐に渡ります。そのほかにも、フリーランスや業務委託、派遣などの多様な雇用形態の求人も豊富です。
また、企業側は無料掲載が可能で、有料掲載ではクリック課金型の広告モデルを利用できるため、費用対効果の高い採用活動が可能なことも企業からの支持を集めている要因となっています。
【重要】2025年4月以降タウンワークの掲載方法が変更
「タウンワークに求人を出そうとしても、どこから申し込めばよいかわからない」「以前はリクルートの営業担当に依頼してタウンワークに掲載していたけど、いまはどうすればよいの?」
こうした声が企業の採用担当者から多くあがっています。実際、2025年4月以降、タウンワークは従来の「掲載課金型」モデルを終了し、掲載方法が全面的に刷新されました。
掲載を希望する場合は、Indeedの新しい仕組み「Indeed PLUS(インディードプラス)」を経由する必要があり、直接タウンワークに申し込むことはできません。その変更点についてわかりやすく解説します。
掲載費用を支払って掲載する方法が終了
従来のタウンワークでは、営業担当を通じて掲載プラン(期間・サイズなど)を選択し、掲載料を支払うことで求人を掲載する「掲載課金型モデル」が採用されていました。
たとえば、「1週間19,000円〜」のように、掲載地域や広告枠によって掲載費用が設定されており、企業は掲載開始日や期間を事前に決めていました。
また、紙媒体とWEB版の同時掲載も可能で、地域ごとに発行されるフリーペーパーでの露出も企業にとって重要な採用チャネルとなっていました。
しかし、この仕組みは2025年3月末で完全終了。紙媒体の発行も同時に廃止され、現在はWEB版のみが継続されている状態です。
現在はIndeed PLUS経由でのみ掲載が可能
現在、タウンワークに求人を掲載するには、Indeed PLUSという求人配信プラットフォームを利用する必要があります。
Indeed PLUSは、求人情報を自動的に複数の連携求人サイトへ配信する仕組みで、タウンワークはその連携先のひとつに位置づけられています。
つまり、タウンワーク単独での掲載申し込みはできず、Indeed PLUSの運用にもとづき、求人の内容や特性によって自動的に掲載の可否や掲載媒体が決まる形です。
Indeed PLUS経由でタウンワークに掲載させる方法は次のふたつがあります。
- Indeedに直接投稿し、有料でスポンサー求人として出稿する方法
- Indeed PLUS連携ATS(採用管理システム)を通じて出稿する方法
<例>Airワーク(エアワーク)採用管理やアットカンパニーなど
さらに、求人内容がタウンワークの掲載基準を満たしていることも掲載条件です。内容に問題がある場合はタウンワークへ転載されないこともあります。
このように、タウンワークは単独で掲載する求人媒体ではなく、Indeed PLUSネットワークの一部として運用されている点がこれまでとの大きな違いです。
タウンワークの掲載方法やIndeed PLUSについては下記コラムでもご紹介していますので、あわせてご確認ください。



タウンワークとIndeedの違いを徹底比較
タウンワークとIndeedは、どちらも自社の求める求職者にアプローチできる求人サイトですが、使われ方・ユーザー層・認知度・効果・料金面でのアプローチが大きく異なります。
この章では、具体的にどのような違いがあるかについて解説します。
求職者の仕事選びの違い
タウンワークは、会員登録時に入力した希望条件(勤務地・職種・働き方など)をもとに、システムがマッチした求人をレコメンド表示してくれます。「近所で気軽に探したい」「条件にあう求人だけみたい」というユーザーにも適した設計です。
一方、Indeedで仕事選びをする際、求職者は自分で「キーワード × 勤務地」を入力して、ヒットした求人を探します。たとえば「新宿 カフェ バイト」「横浜 工場 正社員」といった能動的な検索行動が基本です。
利用者層の違い
タウンワークは、高校生・大学生・フリーター・主婦(夫)などのアルバイト・パート層を中心に支持されてきました。地域密着型の求人が多いため、「家の近くで働きたい」「扶養内で働きたい」というユーザーがメインターゲットとなっています。
一方、Indeedはアルバイト・パート層に加え、正社員・契約社員など転職を希望する社会人からも高い支持を集めています。さらに、派遣・業務委託・インターンなど多様な雇用形態に対応しているため、より幅広い層が利用しています。
ブランド認知度の違い
タウンワークは、リクルート運営当初からTVCMや駅・コンビニ設置のフリーペーパー展開などで、「アルバイトといえばタウンワーク」というイメージを一般層に広く浸透させてきました。すでに紙媒体の発行は終了しましたが、求人媒体としてのブランド力は依然として高いです。
対してIndeedは、近年TVCMやWEB広告でも積極展開していることもあり、オーガニック検索(自然検索流入)で上位表示されやすいことが特徴です。
それにより、インターネットを中心に仕事を探す求職者にとってIndeedを目にする機会が多く、ユーザー数や認知度を大きく拡大してきました。両媒体ともに日本国内で訪問数の多い求人サイトであることは間違いありません。
応募効果の違い
タウンワークはアルバイト・パートの採用に強みがあり、とくに飲食・販売・接客・サービス業など地域密着型の職種で高い応募効果を発揮します。「短期で人手を集めたい」「地元の主婦や学生をターゲットにしたい」といったニーズにマッチします。
一方Indeedは、正社員・契約社員などの中途採用や、専門職・ニッチ職種にも強いのが特徴です。求職者が直接キーワード検索する構造のため、「赤坂 WEBマーケティング」「大阪市 公認会計士」など、高度なスキルや専門知識を必要とする職種でもみつけやすい構造になっています。
掲載費用・掲載方法の違い
現在のタウンワークは、IndeedまたはIndeed PLUS連携ATS(採用管理システム)を通じて課金が行われた場合のみ掲載されます。従来のように、掲載料金を支払って掲載することはできません。
一方Indeedは、無料から掲載可能という大きな特徴があります。効果を高めたい場合は、スポンサー求人(クリック課金型)として有料出稿が可能で、設定した広告費用に応じてIndeed内で表示回数が増えたり、タウンワークなどを含むIndeed PLUS連携求人メディアネットワークへも同時配信されます。
タウンワークとIndeedでよくある質問
2025年以降のタウンワークの仕様変更により、これまでと掲載方法が大きく異なるため、企業の採用担当者から多くの疑問や戸惑いの声が寄せられています。
ここでは、寄せられることの多い質問とその回答をまとめました。掲載費用の考え方や、タウンワークとIndeedの関係性、Indeed PLUS利用時の注意点などを確認しておきましょう。
Q.タウンワークに掲載するにはいくら費用がかかる?
現在のタウンワークは、Indeed PLUS経由の配信によって掲載される仕組みです。掲載費用は従来の「掲載課金型」ではなく、「クリック課金型(CPC)」となっています。
つまり、「掲載された段階」では料金は発生せず、求職者が求人をクリックしたときにのみ広告費が発生します。企業側であらかじめ上限予算を設定できるため、費用の無駄や予想外の出費を防ぎつつ運用することが可能です。
掲載課金とクリック課金の違いについてはこちらのコラムをご参考にしてください。

Q.タウンワークを利用しようとするとIndeedの案内が表示されるのはなぜ?
タウンワークに求人を掲載するには、Indeed PLUSの活用が必須であるためです。
また、Indeed Japanでは、Indeed PLUS連携ATS(採用管理システム)のひとつである「Airワーク採用管理」の利用を推奨しています。
そのため、企業がタウンワークに掲載しようとすると、自動的にAirワーク採用管理に誘導される設計になっています。
Airワーク採用管理についてはこちらのコラムでもご紹介しています。

Q.Indeed PLUSを利用してもタウンワークに掲載されないのはなぜ?
Indeed PLUSは、Indeed PLUS連携求人メディアネットワークとよばれる複数の求人サイト(タウンワーク・リクナビNEXT・フロムエーナビなど)へ自動で最適配信される仕組みです。
そのため、求人内容・閲覧データ・過去の応募実績などをもとに、Indeedが「この求人にはタウンワークより別メディアが適している」と判断した場合は、タウンワークへの掲載が行われないケースもあります。
また、求人の内容がタウンワークの掲載基準を満たしていない場合も、掲載対象外となる可能性があります。
Q.タウンワークだけに求人を掲載することは可能?
2025年7月現在はできません。2025年4月以降、タウンワークへの掲載はIndeed PLUS経由のみに一本化されています。
そのため、「タウンワークだけに出したい」「ほかのメディアには載せたくない」といった個別の掲載指定はできません。
配信先は、Indeed PLUSの判断によって自動選定されるため、タウンワークへの掲載が保証されるわけではない点に注意が必要です。
Q.Indeed PLUSを利用してタウンワークに掲載されているか確認する方法は?
Indeed PLUSを利用している場合でも、すべての求人がタウンワークに掲載されるとは限りません。
掲載状況を確認する方法は、タウンワークネットで直接求人を検索してみることです。タウンワークにアクセスし、検索したい求人の勤務地とキーワード(社名など)を入力し、該当の求人が表示されるか確認します。
まとめ|Indeed PLUS経由でタウンワークに掲載!
Indeed PLUSの登場によって、これまでのように「どの求人媒体に掲載するか?」を一つひとつ比較・検討する必要はなくなりました。
Indeed PLUSを活用して求人情報を一度作成すれば、内容に応じてタウンワークを含むIndeed PLUS連携求人メディアネットワークへ自動で最適配信されます。その分、採用の鍵を握るのは「求人の中身」です。
つまり、「どんな人を採用したいのか?」「その人に響くように、自社の魅力をどう伝えるか?」といった採用の本質が求められる時代になったといえるでしょう。
だからこそ、最新の掲載方法や仕組みに精通したパートナー選びがますます重要になります。弊社が提供するIndeed PLUS連携ATSアットカンパニーなら、タウンワークを含む複数の連携求人メディアへの最適配信が可能です。
さらに、求人原稿の作成から運用まで一貫して人材のプロによるサポートがあるため、採用活動がはじめての方でも安心してご利用いただけます。
「タウンワークの掲載の仕方がわからない……」「Indeed PLUSを利用しているのに応募がこない……」そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度、下記ボタンよりアットカンパニーのサービス内容をご覧ください。