「タウンワークに求人を掲載しようと思ったのに、うまく掲載できない……」「数年ぶりにタウンワークに求人を掲載しようと思ったら、掲載方法が以前と違っていてよくわからない……」このようなお悩みをお持ちではありませんか?
CMやTVでもよくみかけるタウンワークですが、2025年4月より掲載方法が大きく変わりました。本記事では、リニューアルしたタウンワークに掲載する方法や仕組みについて詳しく解説します。タウンワークに求人を掲載できないとお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
タウンワークとは?
タウンワークは、Indeed Japanが提供する求人サイトです。元々は株式会社リクルートが提供していましたが、2025年4月よりIndeed Japanに変更となりました。
タウンワークは、アルバイト・パート求人を中心に多くの企業と求職者をつないできた歴史あるメディアです。以前は紙媒体(フリーペーパー)とインターネットの両方で幅広い層に認知されてきましたが、2025年3月で紙媒体の発刊が終了し、WEB版のみとなりました。
さらに、2025年4月からは従来の掲載方法から大きく変化しています。まず、この章ではタウンワークの特徴と掲載方法の変更について解説します。
タウンワークの特徴
タウンワークは、全国エリアに対応している地域密着型の求人サイトです。1990年代後半に紙媒体(フリーペーパー)が登場後、配布エリアを拡大。最盛期には全国で104版が発刊されました。
さらにインターネットが普及したことで、WEB版の「タウンワークネット」が登場。学生、フリーター、主婦(夫)、シニア世代といったように、年代や属性をとわず幅広い求職者に支持されてきました。
その影響から、タウンワークの認知度は非常に高く、求職者リーチ数トップクラスの求人サイトとして地位を築いています。2025年3月で紙媒体の発刊は終了となり、現在はWEB版のみとなりましたが、サイトデザインがシンプルでわかりやすく、はじめて触れる方でも使いやすい点が特徴です。
2025年3月より掲載方法が変更に
これまで、タウンワークを含むリクルート系求人メディア(※1)では、「掲載課金型モデル(掲載枠を購入し一定期間掲載する)」が主流でした。企業の採用担当者は、タウンワークの営業担当者に求人票を作成してもらい、掲載期間や原稿サイズなどを申し込むことで掲載できていました。
※1)リクルート系求人メディア:タウンワーク、フロム・エー ナビ、はたらいく、リクナビNEXT、とらばーゆ、リクナビ派遣
しかし、2025年3月末をもってその仕組みが終了となりました。2025年4月以降にタウンワークへ求人掲載するには「Indeed PLUS(インディード プラス)」経由での配信に一本化されました。Indeed PLUSとは、求人情報を自動的に複数の求人メディアに配信する「求人配信プラットフォーム」です。
Indeed PLUSは、求人の内容や特性、閲覧数・応募状況などを照らしあわせて、Indeedがもっとも当該求人に相応しいと判断した連携求人サイトへ掲載されるという仕組みのため、従来のようにタウンワークに直接求人を掲載するということができなくなりました。
Indeed PLUSについてはこちらのコラムをご参考にしてください。

従来の仕組みから大きく異なるため、「なんだか難しそう……」「もうタウンワークを使うのはやめようかな……」と感じる方もいるかもしれません。しかし、Indeed PLUSをうまく活用することで、今まで以上に効率的な採用活動を実現できる可能性があります。
続いては、企業が新しいタウンワークを利用するメリットや掲載方法を解説します。
企業がタウンワークを利用するメリットや従来の違いとは
現在、国内では数百以上もの求人サイトがあります。そのなかでも、タウンワークは長年にわたって、企業と求職者のマッチングを生み出してきました。ここでは、企業目線でみたタウンワークのメリットを4つのポイントに分けてご紹介します。
媒体認知度が高い
タウンワークは、TVCMや露出も多く、圧倒的なブランド認知度を誇ります。国内には数百もの求人サイトがあるなかで、求職者にとって「アルバイトを探す=タウンワーク」という印象を持っている人も少なくありません。
また、タウンワークはSEOにも強く、Google検索などで「◯◯市 販売 アルバイト」などと検索すると、検索結果の上位に表示されることが多いです。そのため、掲載するだけで多くの目に留まりやすいという強みがあります。
自社に合った人材が集まりやすい
新しいタウンワークでは、求職者が希望する勤務地、職種、勤務条件などを設定することで、希望条件にあった求人が表示される仕組みになっています。企業側からみれば、求める人材像にマッチした応募を集めやすいといえるでしょう。
とくに、地域密着型の店舗や施設におけるスタッフ採用や、学生や主婦(夫)層など柔軟な働き方を希望する求職者とのマッチングに最適です。
少額の予算から開始できる
以前のタウンワークは、掲載期間やプランによって掲載費用を支払う「掲載課金型」の仕組みでした。しかし、新しいタウンワークでは掲載した広告が閲覧されたときに費用が発生する「クリック課金型」の仕組みが取られています。
あらかじめ予算を設定することで、クリック単価✕クリック回数に応じて費用が消化されていきます。したがって、「まずは少額で試してみたい」という企業にも利用しやすい仕組みとなっています。
掲載期間を自由に設定できる
従来のタウンワークでは1週・2週・4週など決められた掲載期間を選ぶ形でした。また掲載開始のタイミングも決められており、すぐに人を集めたいというときでも、次のタイミングまで待たなければならないこともネックに感じていた方も多いでしょう。
一方、新しいタウンワークでは掲載期間と予算を設定することで、いつでも掲載を開始することが可能です。そのため、「今すぐ応募が欲しい」という緊急度の高い募集にも対応しやすく、週末だけの短期募集や繁忙期のスポット募集にも柔軟に対応できるため、採用スケジュールにあわせて運用できる点も魅力です。
もちろん、採用が無事に決まったときは、掲載停止もすぐに行えるため、無駄な広告費を支払う必要がないことも大きなメリットといえるでしょう。
タウンワークに求人を掲載する方法とは
従来のように「タウンワークに直接申し込んで掲載する」という方法は、2025年3月末で終了しました。それでは、今後タウンワークに掲載するにはどのようにしたらよいのでしょうか? この章では、タウンワークの掲載方法について解説します。
Indeed PLUSを利用する
Indeed PLUSとは、Indeedが提供する「求人配信プラットフォーム」で、ひとつの求人情報を複数のメディアに最適化して配信する仕組みです。Indeed PLUSを利用することで、タウンワークネットを含むIndeed PLUS連携求人サイトに表示される可能性があります。
Indeed PLUSを利用するには、ふたつの方法があります。
Indeed直接投稿で有料掲載する
ひとつ目の方法は、Indeedに求人を直接投稿し、有料設定を行う方法です。この場合、Indeed PLUSのネットワーク内に自動配信され、タウンワークネットにも掲載される可能性があります。
ただし、掲載の可否や露出度は求人内容や品質に依存するため、必ずしもタウンワークに掲載されるとは限りません。また、手動での運用が必要になるため、広告運用のノウハウがある程度必要となります。
Indeed PLUS連携ATSを利用して有料掲載する
ふたつ目の方法は、「Airワーク(エアワーク)採用管理」や「アットカンパニー」など、Indeed PLUS連携ATS(採用管理システム)を利用して掲載する方法です。
この方法では、Indeed PLUS連携ATS(採用管理システム)上で求人を作成し、有料オプションを利用することで、自動的にタウンワークを含む求人メディアに配信されます。
Indeed PLUS連携ATS(採用管理システム)について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

タウンワークの掲載基準を満たした求人を作成する
Indeed PLUSを利用する際、掲載される求人はIndeed Japanが定める掲載基準を満たしている必要があります。たとえば以下のようなポイントが重要です。
- 仕事内容が明確かつ具体的に記載されていること
- 就業条件(給与・勤務時間・勤務地など)が正確に記載されていること
- 法律に準拠し、誤解を与えない表現を用いていること
求人内容に問題があると、非掲載や露出が制限される可能性もあるため、基準を把握したうえで原稿を作成することが重要です。自社での対応が難しい場合は、求人広告代理店やサポートサービスの活用も検討するとよいでしょう。
Indeed PLUSの活用について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

タウンワーク掲載に関するよくある質問
新しいタウンワークへの求人掲載にあたり、多くの企業担当者から寄せられる質問をご紹介します。掲載料金や掲載方法、原稿作成の方法など、よくある疑問点をクリアにし、スムーズな掲載につなげましょう。
Q.タウンワークの掲載料金はいくらかかりますか?
現在のタウンワークは、Indeed PLUSを経由したクリック課金型の広告モデルに変わっています。これにより、あらかじめ上限金額(予算)を設定することができ、想定外の広告費が発生することはありません。
さらに、実際に費用が発生するのは、求人が閲覧されて「クリック」された分だけなので、みられただけでは課金されないという点も安心材料のひとつです。掲載費用を無駄にせず、効率的な広告運用が可能です。
Q.タウンワークに掲載しようとするとAirワーク採用管理を案内されるのはなぜですか?
タウンワークに求人を掲載するには、Indeed PLUS連携ATS(採用管理システム)を利用することが基本的な方法となっています
タウンワークを運営するIndeed Japanでは、独自のIndeed PLUS連携ATS(採用管理システム)としてAirワーク採用管理を提供しているため、同サービスを積極的に推奨しているとみられます。
そのため、タウンワークへの掲載を検討する際にまず案内されるのがAirワーク採用管理となっているのです。もちろん、Airワーク採用管理以外にもIndeed PLUS連携ATS(採用管理システム)は存在しているため、使い勝手や機能性を含めて検討することをおすすめします。
Q.タウンワークに掲載する求人広告は作ってもらえますか?
基本的にはセルフで作成する必要があります。Indeed PLUS連携ATS(採用管理システム)を使えば、自社でかんたんに原稿を作成することや修正することが可能です。
ただし、作成した求人の内容がIndeed PLUSやタウンワークの掲載基準を満たしていない場合、公開した求人が掲載されず思うように応募が集まらないことがあります。
「原稿作成に自信がない」「時間がない」という場合には、求人作成や運用代行のサポートが充実したサービスを活用することがおすすめです。アットカンパニーであれば、求人広告の作成から掲載後の公開改善まで一貫したサポートがうけられます。
Q.Indeed PLUSを利用していますが、タウンワークに掲載されません。
Indeed PLUSは、複数の求人メディアと連携しており、求人の内容や特性、過去の閲覧・応募データなどに基づいて、最適なメディアに自動で配信されます。
そのため、Indeed PLUSを利用していても、すべての求人が必ずタウンワークネットに掲載されるわけではありません。条件によっては、ほかの求人メディア(例:はたらいく、とらばーゆ、リクナビNEXT等)に優先掲載されるケースもあります。
Q. タウンワークはWEBだけですか? 紙媒体はありますか?
以前は、駅構内や店舗内のラックに設置されたフリーペーパー形式のタウンワークが発行されていましたが、2025年3月24日発行号をもって紙媒体の配布は終了しました。現在は、WEB媒体のみが継続して運営されています。
さらに、タウンワークは求職者がかんたんな質問に答えるだけで、一人ひとりの希望にあった求人情報が表示される仕様となっており、より最適なマッチングを生み出す求人サイトとして進化しています。
まとめ:仕組みを理解してタウンワークに掲載!
2025年4月以降、従来のようにタウンワークへ直接掲載することはできなくなり、今後はIndeed PLUSを利用して掲載する仕組みへと大きく変更となりました。
本コラムでご紹介したとおり、タウンワークに求人を載せるためには、Indeedの直接投稿または、Indeed PLUS連携ATS(採用管理システム)の活用が必須です。そのうえで、Indeed PLUSの掲載基準や配信条件を理解したうえでの適切な運用が求められます。
こうした変化に対応するためには、求人票の作成や運用のノウハウが欠かせません。弊社が提供するIndeed PLUS連携ATS(採用管理システム)のアットカンパニーでは、オプションでIndeed PLUSと連携可能な環境を提供しており、求人作成から配信・運用まで一貫したサポートが可能です。
もし「掲載方法が分からない」「思ったように応募が集まらない」とお悩みの方は、ぜひ一度、アットカンパニーの活用をご検討ください。サービス内容については下記ボタンより資料をご覧ください。