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Indeed PLUSのクリック単価の相場とは?

IndeedPLUSクリック単価の相場とは?

Indeed PLUS(インディードプラス)はクリック課金型の広告モデルを導入しており、クリック回数とクリック単価によって費用が変動します。したがって、適切なクリック単価の設定が成功のカギを握るといえるでしょう。

一方で、「クリック単価の目安がわからない」「クリック単価を設定するコツを知りたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。

本コラムでは、Indeed PLUSのクリック単価の仕組みや相場の目安、さらに費用対効果を高めるためのコツまで解説します。Indeed PLUSの運用にお困りの方は必見です。

Indeed PLUSでかかる料金の仕組みとは

Indeed PLUSを利用するにあたり、まず理解しておきたいのが「料金の仕組み」です。従来の求人広告は掲載課金型が主流でしたが、Indeed PLUSでは異なる料金体系を導入しています。

以下では、Indeed PLUSの料金の仕組みについて解説しますので、しっかりと理解しましょう。

Indeed PLUSの料金の仕組み

Indeed PLUSでは、クリック課金制(CPC)を採用しており、あらかじめ設定した金額の範囲内で広告が配信されます。この仕組みによって、表示回数や掲載日数ではなく、クリックされた分だけ課金されるため、無駄のない採用活動が可能です。

一方、クリック単価は手動設定ではなく自動調整となっています。つまり、Indeed側のAIが入札相場を分析し、競合とのバランスをみながら最適なクリック単価を自動で設定します。これにより、広告運用の知識が少ない担当者でも、一定の効果を期待できます。

なお、Indeed PLUSに求人情報を掲載するには、Indeed PLUS連携ATS(採用管理システム)を経由し、かつ有料掲載であること、そしてIndeed PLUSの基準を満たしていることが条件です。したがってIndeedに有料で広告を出稿し、適切な連携環境が整ってはじめて、Indeed PLUSに求人が表示される仕組みとなっています。

Indeed PLUSは無料掲載が不可

Indeedは、管理画面上での直接投稿や、Indeed連携ATS(採用管理システム)を活用することで、無料で求人を掲載することも可能ですが、Indeed PLUSを利用するには無料掲載が不可となっています。

Indeedの直接投稿から利用する場合も、Indeed PLUS連携ATSを活用する場合も、スポンサー求人(有料オプション)の利用が必須条件となっているため、「求人情報を多くの求職者の目に触れさせたい」「応募の質や量を高めたい」といった目的でIndeed PLUSを活用するには、有料掲載が前提であることを理解しておく必要があります。

Indeed PLUSのクリック単価の相場とは

Indeed PLUSを運用するうえで重視すべき要素のひとつが「クリック単価(CPC)」の相場です。どれくらいの費用で1クリックを獲得できるのかを把握することは、予算設計や効果的な運用戦略を立てるための第一歩となります。

業種・職種によって大きく異なる

Indeedのクリック単価は一律ではなく、職種や業種、地域、採用難易度、競合状況などによって大きく変動します。一般的な相場としては100~300円程度が目安ですが、実際のクリック単価は運用してみないとわからないというのが実情です。

株式会社大新社の調査(※1)によると、平均クリック単価には以下のような傾向があります。

※1)2025年5月時点での弊社の運用実績を元に算出したものであり、時期や求人の募集内容によって変動する可能性があります

職種クリック単価相場平均クリック単価
清掃・クリーンスタッフ10〜250円60円
警備・保安スタッフ10〜930円200円
建設・土木作業員90〜1430円270円
製造・製造補助10〜650円130円
食品製造・加工10〜380円60円
検査・ピッキング10〜300円40円
保育士・幼稚園教諭20〜830円190円
施設介護スタッフ10〜1270円250円
サービス提供責任者160〜730円360円
内勤営業・カウンターセールス30〜880円550円
営業・企画営業80〜1560円440円
ホール・キッチンスタッフ10〜360円80円
理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)10〜280円140円
薬剤師250〜1310円540円
看護師・准看護師20〜800円210円
中型・大型ドライバー10〜1010円180円
一般事務・事務スタッフ10〜220円40円

このように、人材確保が困難な職種や、競合が激しい地域の求人は、クリック単価が高騰する傾向があります。逆に、人気があり応募が集まりやすい職種はクリック単価が低く抑えられることもあります。

Indeed PLUSのクリック単価の設定方法

Indeed PLUSでは、クリック単価(CPC)をいかに適切に設定するかが、広告効果を大きく左右します。ただし、現在のIndeedの仕様では、クリック単価はすべて自動設定となっており、手動で調整することはできません。

それでは、具体的にどのようにクリック単価が設定され、どんな要素が影響するのでしょうか?

クリック単価の設定は「自動入札」が基本

Indeed PLUSでは、「自動入札方式」が採用されており、広告のクリック単価はIndeedのアルゴリズムがリアルタイムで最適化して決定します。この仕組みは、以下の要素をもとに調整されます。

  • 指定した上限クリック単価(例:1日上限1,000円など)
  • 掲載エリアや職種の競合状況
  • 求職者の検索傾向や行動データ
  • 広告文やキーワードとの関連性(掲載順位に影響)

このような複数の要因を考慮し、IndeedがAIで判断してその時点でもっとも効果が見込める単価で入札が行われます。

おすすめプランまたは、任意の広告予算を設定するだけでOK

Indeedの管理画面からIndeed PLUSを利用する際は、「おすすめプラン」を選ぶ方法と、「任意の広告予算」を設定する方法の2つがあります。

<おすすめプランを選ぶ方法>

  1. スタンダードプラン:有料掲載を試したい方におすすめのプラン。最低限の費用で有料掲載の効果を試すことができる。
  2. お急ぎプラン:求人の露出度が増え検索結果に表示される可能性が高まることで、より効率的な採用活動ができる。

<任意の広告予算を設定する方法>

  1. 平均日額:300〜49,999円の範囲で1日の上限予算を決めることができる。
  2. 月額:最低9,000円〜1か月の上限予算を決めることができる。

いずれかの方法で広告予算を入力すれば、あとはIndeed側のAIが自動的にクリック単価を調整しながら、金額を消化していきます。

Indeed PLUSの広告予算を設定する際の考え方

Indeed PLUSで効果的に求人広告を運用するためには、予算を「感覚」や「なんとなくの予算」ではなく、目的と根拠に基づいて行うことが重要です。本章では、広告予算を設定する際に押さえておきたい考え方をご紹介します。

ゴールから逆算して設定する

基本的な考え方としては、ゴール(=採用人数や応募数)から逆算して広告予算を設定することです。

たとえば、以下のようなシミュレーションを用いることで、必要なクリック数と予算が把握できます。

<シミュレーションの例>

目標応募数:5名

応募率(目安):約1%

必要クリック数:約500回

平均クリック単価200円とした場合の想定予算:約10万円

このように、「応募率 × クリック単価 × クリック数 = 必要予算」という式を用いて、必要な広告予算を調整していきます。

採用難易度・競合状況に応じて金額を調整

同じ職種でも、地域や季節、採用ターゲット層によって広告予算の適正値は大きく異なります。採用難易度が高いエリア(例:都心部のドライバー職など)では、高めの広告予算を設定しないと求人が表示されにくくなり、機会損失が発生する恐れがあります。

一方、採用しやすい職種・地域では、単価を抑えても十分な応募が見込めるため、無駄な費用を削減するチャンスともいえます。

運用フェーズごとに柔軟に見直す

広告予算は「一度決めたら終わり」ではありません。運用を開始してからのデータ分析と調整こそが本番です。

<広告予算の見直し例>

  • 応募がまったくこない → 予算が低すぎて表示されていない可能性がある
  • クリックはされるが応募が少ない → 求人内容に課題がある可能性がある
  • 予算の減りが早い → 無駄なクリックが多く発生しているか、ターゲットがズレている可能性がある

こうしたデータをもとに、定期的に効果測定を行い、ターゲットとのマッチ度を高めていくことが求められます。

Indeed PLUS連携ATS(採用管理システム)を活用して効果を最大化

Indeed PLUS連携ATS(採用管理システム)を活用することで、応募状況や単価に応じた出稿の最適化が可能になります。自社での手動調整に限界を感じている場合は、Indeed PLUS連携ATSの活用も視野に入れながら、広告予算を効率よく管理していくことがおすすめです。

Indeed PLUSの広告予算を設定する際の注意点

Indeed PLUSでは、広告予算の設定が求人広告の成果に直結する重要な要素である一方で、「高く設定すれば成果が出る」「一度設定すれば安心」といった誤解も生まれやすいポイントです。

無駄な広告費をかけてしまうリスクを避け、本当に成果につながる広告運用を行うためには、以下の注意点をしっかり押さえておく必要があります。

広告予算が高ければ効果が出るわけではない

広告予算を高く設定すれば、表示回数が増え、求職者の目に留まりやすくなります。しかし、それだけで「応募が増える」「採用につながる」とは限りません。大切なのは、クリック後に「応募したくなる」ような求人内容であるかどうかです。

つまり、広告予算はあくまで「求人をみてもらうための入口」をコントロールする手段であり、応募率を高めるには以下のような要素も整える必要があります。

  • ターゲットに刺さる求人タイトル・本文
  • 給与や勤務地、勤務時間などの明確な情報
  • 求職者の検索キーワードにマッチした内容

クリック単価を高く設定する前に、まずは広告クリエイティブ(原稿内容)の最適化が不可欠です。予算だけを上げる「力技」の運用は、費用対効果を著しく下げてしまう可能性があります。

定期的に効果測定する

もうひとつ見落としがちなポイントが、「定期的な効果測定と改善」です。Indeed PLUSはAIによる自動入札とはいえ、放置すれば必ず効果が出続けるわけではありません。

とくに確認すべき指標は次のとおりです。

  • 表示回数:掲載した求人がどれだけ表示されているか
  • クリック数:表示回数に対してどれだけクリックされているか
  • 応募率:クリックからどれだけ応募につながっているか
  • クリック単価の推移:費用対効果が悪化していないか

たとえば、クリック数は多いが応募が少ない場合は、原稿の訴求力や応募条件に問題がある可能性があります。あるいは、以前よりクリック単価が上がっているのに応募数が減っている場合は、競合環境が変化しているサインかもしれません。

このように、データを定点観測し、課題を特定→改善施策を実行→再測定するといった「PDCAサイクル」を回すことが、長期的な成果につながる運用のカギです。

適切な広告予算を把握するには「2~3か月の運用」がカギ

クリック単価は常に変動しており、Indeed側もそのデータを公開していないため、最終的には実際に掲載・運用してみて相場感をつかむしかありません。

2~3か月ほど運用を行うことで、自社の求人に対する平均クリック単価や広告予算の水準がみえてきます。

まとめ:クリック単価を調整して効果を高めましょう

Indeed PLUSは、クリック課金型の特性を活かすことで、費用対効果の高い求人広告運用が可能です。しかし、広告予算の設定は「高ければよい」というものではなく、戦略的に設計する必要があります。

とくに重要なのは、応募数から逆算した適切な予算設定と、運用開始後の継続的な効果測定です。

また、Indeed PLUS連携ATS(採用管理システム)を活用することで、運用の精度を高めることも可能です。地道な改善の積み重ねが、Indeed PLUSを最大限に活用するカギとなるでしょう。

弊社が提供するIndeed PLUS連携ATS(採用管理システム)アットカンパニーは、求人のプロが一社ごとに担当としてつきサポートします。求人作成から運用まで丸投げすることも可能で、クリック単価の設定やPDCAサイクルを回す自信がないという方にもおすすめのサービスです。

また、Indeedのほかにも求人ボックスやGoogleしごと検索といった求人検索サイトへも自動連携するため、より多くの求職者に向けたアプローチが可能です。詳細については下記ボタンよりサービス資料をご確認ください。

<記事監修:高橋 洋介>

リクルートと広告代理店にて求人広告営業に従事。主に中小企業を中心としたアルバイト・中途社員の採用支援を行う。在職中にGCDFキャリアカウンセラー、国家資格キャリアコンサルタント資格も取得。独立後はフリーランスとして企業の採用実務支援から、WEBマーケティング支援など幅広く活動している。

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