「最近よく聞くIndeed PLUSとはどんなサービス? Indeedとなにが違うの?」このような疑問をお持ちではありませんか。Indeed PLUSとは、求人検索エンジンサービスであるIndeedを進化させた求人配信プラットフォームで、企業の効率的な採用活動を支援します。
本コラムでは、Indeed PLUSの特徴やIndeedとの違い、掲載方法、そして利用する際の注意点まで解説します。Indeed PLUSの活用を検討している方のご参考になれば幸いです。
目次
Indeedとは
Indeedとは、インターネット上に公開されている求人情報をまとめて検索できる、世界最大級の求人検索エンジンです。全世界で毎月3億人以上のユニーク訪問者数を誇り、日本国内でも2023年7月の時点で月間3,700万以上の総訪問数となっています。
Indeedは、企業の採用ホームページ、求人サイトの掲載情報、ハローワークの求人情報までも1か所に集約されるため、求職者はIndeedひとつで企業の求人情報を比較検討したり、応募したりすることが可能です。(※Indeedのクローリングによる掲載は2025年3月末で終了となります)
また、Indeedは人材採用を行う企業にとっても非常に有力なツールです。Indeedに掲載するには、初期費用や掲載費用をかけず、無料で求人を掲載することもできます。また、反響を高めたい場合は、有料のスポンサー求人オプションを利用することで、より多くの求職者にリーチすることも可能です。
さらに、広告費用はクリック課金形式のため、無駄なコストがかからず、効率的に採用活動を進められます。
Indeed PLUS(インディードプラス)とは
Indeed PLUSは、Indeedに新たな付加価値をもたらした求人配信プラットフォームです。
このサービスは、Indeedに加えて複数の求人サイトに自動で求人を掲載し、広告費用や応募者管理をよりシンプルかつ効率的にすることで、企業の採用活動を支援します。ここでは、Indeed PLUSの特徴を4つご紹介します。
複数の求人サイトに自動掲載される
Indeed PLUSの最大の特徴のひとつは、求人情報が複数の求人サイトに自動で掲載されることです。株式会社リクルートホールディングスが、Indeedを運営するIndeed Japanの親会社であることから、リクルートが扱う求人サイトをはじめ、そのほかの求人サイトと連携しています。また、今後も連携される求人サイトは増え続ける見通しです。
Indeed PLUS連携済み求人サイト(2024年10月時点)
- Indeed:月間訪問数3,700万人以上の求職者へリーチ
- リクナビNEXT:幅広い年齢層・職種の転職希望の求職者へリーチ
- タウンワーク:生活圏内で働きたいあらゆる属性の求職者へリーチ
- とらばーゆ:事務・医療・販売・サービス職などで働きたい女性の求職者へリーチ
- はたらいく:社内や地域とのつながりを大切にじっくりと働きたい求職者へリーチ
- フロム・エーナビ:10〜20代の若年層を中心に幅広い年齢層・属性の求職者へリーチ
- リクナビ派遣:派遣希望の有職者から潜在的な派遣ユーザーへリーチ
Indeed PLUSを利用することで、国内主要求人サイトに求人を掲載できるため、求人サイト利用者の最大約7割(※1)にリーチすることが可能です。また、従来のように各求人サイトごとに求人票を作成したり、掲載手続きを行う手間を省き、時間と労力を大幅に削減します。
※1 出典:株式会社ヴァリューズ シェア調査 2023年6月 (日本国内の主要求人サイトを1年に2日以上利用しているユーザーのうち、 Indeed・タウンワーク・リクナビNEXTを利用しているユーザーの割合)
広告予算や応募者情報の一元管理が可能
Indeed PLUSを利用することで、企業は複数の求人サイトに情報を掲載しつつ、広告予算やすべての応募者データをIndeedの管理画面でまとめて管理できます。これにより、各求人サイトごとの応募データを収集したり、分析したりする手間が省けます。
また、応募者情報が統一された形式で届くため、簡単に比較や評価ができるようになり、採用担当者の手間を大きく削減することが可能です。その結果、企業は本来の採用戦略に集中し、効果的な人材獲得に注力できるでしょう。
広告予算や広告出稿はいつでも自由に設定可能
Indeed PLUSでは、広告予算や広告の出稿タイミングを自由に設定できるため、企業の採用ニーズに応じた柔軟な運用が可能です。たとえば、採用が急務となる時期には予算を増やして出稿を強化し、一方で採用が落ち着いている時期には出稿を止めたり、広告費用を抑えたりできます。
これらは、Indeedの広告管理画面上でリアルタイムに設定できるため、企業側は自由度が高く、フレキシブルに採用活動を進めることが可能です。
広告予算はクリックされた分だけ消費される
Indeed PLUSでは、クリック課金型の料金体系を採用しています。この仕組みでは、求人広告が求職者にクリックされた場合にのみ広告予算が消費されるため、無駄な費用が発生することを抑えることができます。とくに採用コストを効率的に管理したい企業にとって有効な手段といえるでしょう。
また、クリック単価はIndeedのAIが最適化を行い、求職者の関心に応じて費用を調整するため、より効果的な広告運用が可能です。上限費用を設定しておくことで、想定以上の出費を防ぎ、計画的な採用活動を実現します。
IndeedとIndeed PLUS(インディードプラス)はなにが違うのか?
そもそも、IndeedとIndeed PLUSはどういった違いがあるのか、イメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。ここでは、IndeedとIndeed PLUSの具体的な違いを解説します。
Indeed PLUS(インディードプラス)はIndeedの機能のひとつ
Indeed PLUSは、Indeedが提供する基本サービスを拡張した機能のひとつで、より高度な求人配信オプションです。通常のIndeedはあくまで求人特化型の検索エンジンサービスですが、Indeed PLUSは複数の求人メディアに求人情報が掲載される広告配信プラットフォームです。
これにより、求人情報の露出が増え、リクルートが提供する国内主要求人サイトに情報が掲載されます。すなわちIndeedをベースとして、より多くの求職者にリーチし、応募者管理の効率化を実現するのがIndeed PLUSです。
Indeed PLUS(インディードプラス)は有料掲載のみ
Indeed PLUSを利用するには、あくまでも有料掲載が前提です。通常のIndeedでは費用をかけずに無料で求人を掲載することもできますが、Indeed PLUSの場合は有料のスポンサー求人オプションに限定されています。
企業はIndeedに広告予算をかけることで、より多くの人材にリーチし、求人情報の表示回数や応募数を増やすことが可能です。また、先にも触れたとおりIndeed PLUSを利用することで、自動的に主要求人サイトに掲載されることも特長です。
Indeed PLUS(インディードプラス)の利用方法
ここまで解説したとおり、Indeed PLUSの革新的な仕組みによって、従来の採用手法のあり方が大きく変わっていくと予想されます。
それでは、企業がIndeed PLUSを利用するには、どのようにしたらよいのでしょうか? ここでは、Indeed PLUSの利用方法をご紹介します。
Indeedの直接投稿を利用する
Indeed PLUSを利用する方法のひとつめの方法は、Indeedのプラットフォーム上で求人情報を直接投稿することです。この方法では、企業がIndeedの管理画面を使って求人票を作成し、その情報を有料オプションとして配信します。
利用手順はシンプルで、Indeedの管理画面から広告予算を設定し、企業情報と求人項目すべて入力することでIndeed PLUSに連携されます。Indeed PLUSに連携された求人は、管理画面上で「Indeed PLUS」のマークが表示されます。
すでにIndeedを利用していれば特別な準備なしでIndeed PLUSを利用できるため、その手軽さは大きな魅力といえるでしょう。とくに、採用が急務の場合や短期間で多くの候補者にリーチしたい場合に有効です。
Indeed PLUS(インディードプラス)連携の採用管理システム(ATS)を利用する
ふたつめは、Indeed PLUS連携の採用管理システム(ATS)を活用する方法です。Indeed PLUS連携の採用管理システム(ATS)を導入することで、求人情報の作成から応募者管理までを一括で行えます。
この方法のメリットは、採用管理システム(ATS)がIndeed PLUSと直接連携しているため、求人情報を一度入力するだけでIndeedおよび関連する複数の求人サイトに自動で配信される点です。これにより、採用プロセスの効率が大幅に向上し、複数の媒体への掲載や応募者管理の手間を大幅に削減できます。さらに広告予算や掲載期間の指定ができるため、費用対効果の高い採用活動が可能です。
このように、Indeed PLUS連携の採用管理システム(ATS)を活用することで、求人情報の配信から採用までの流れをスムーズに進めることができ、採用担当者の負担を減らし、より戦略的な採用活動が可能になるでしょう。
Indeed PLUS(インディードプラス)を利用する際の注意点
Indeed PLUSの利用にあたっては知っておくべき注意点があります。これらの注意点を理解しておくことで、企業はより効率的な採用活動を実現できます。ここでは、Indeed PLUSを利用する際に注意すべきポイントを3つ解説します。
業務委託や有料職業紹介求人は連携されない
Indeed PLUSを利用するには掲載基準を満たしていることが条件です。なかでも雇用形態については、正社員、パート・アルバイト、派遣社員、契約社員に限られ、業務委託に関してはIndeed PLUSに連携されません。
また、有料職業紹介の求人もIndeed PLUSの対象外となります。ただし、業務委託や有料職業紹介の募集を有料配信した場合、従来のIndeedのスポンサー枠には掲載可能です。
Indeed PLUS(インディードプラス)の掲載基準を満たす必要がある
Indeed PLUSを利用するには、求人情報の内容がIndeed PLUSの掲載基準を満たしている必要があります。Indeed PLUSの掲載基準は次のとおりです。
- 企業情報を入力している:企業名、代表者名、代表電話番号、所在地、業種、法人番号
- 求人票が「求人票作成ガイド」に沿って作成されている(全項目の記入を推奨)
- Indeed の利用規約や求人掲載基準、ポリシーに則っている
また、Indeed PLUSの掲載基準と、通常のIndeedの掲載基準は異なります。万が一、Indeed PLUSの要件を満たさなかった場合でも、通常のIndeed に掲載されることがあります。
逆にいえば、Indeedに掲載されているけれど、Indeed PLUSに掲載されていない場合は、記載すべき項目が漏れていたり、掲載基準から外れている可能性があります。そのため、Indeedに求人情報を投稿する際は、求人掲載基準や求人票作成ガイドを確認しながら、一つひとつ丁寧に作成することが大切です。
掲載する求人サイトは選べない
Indeed PLUSを利用する場合、求人情報が掲載される求人サイトはIndeedによって自動的に選定されます。したがって、企業側が自由に掲載先を選ぶことはできません。また、Indeed PLUSに連携されても、すべてのIndeed PLUS連携サイトに掲載されるわけではないため、募集内容によっては特定のサイトに掲載されないケースもあります。(例:リクナビNEXTに掲載されるが、とらばーゆに掲載されないなど)
Indeed PLUSは、あくまでもIndeedのAIが求人情報の内容にもとづいて最適な求人サイトに配信する仕組みです。したがって、Indeed PLUSを利用する際は、広範囲の求職者にリーチすることを前提に採用活動を進める必要があります。
Indeed PLUS(インディードプラス)連携の採用管理システム(ATS)おすすめ3選
Indeed PLUSを利用する方法のひとつに、Indeed PLUS連携の採用管理システム(ATS)があります。採用管理システム(ATS)を利用することで、求人情報や応募者情報の一元管理を可能にし、採用活動がスムーズになります。
ここでは、Indeed PLUS連携の採用管理システム(ATS)を3つご紹介しますので、採用活動の効率化を図りたい方はぜひ参考にしてください。
アットカンパニー
アットカンパニーは、企業の採用活動を全面的にサポートする採用管理システム(ATS)です。アットカンパニーの強みは、Indeed PLUS連携サイトへの掲載により潜在層へのリーチを最大化するだけでなく、専任の「求人のプロ」が採用活動の各ステップをサポートしてくれる点が挙げられます。
アットカンパニー導入企業は採用ページや求人ページの作成や運用をプロに任せることで、時間と労力を節約し、ほかの業務に専念できます。
<特徴>
- シンプルで柔軟な操作性:初心者でも扱いやすいインターフェースに加え、豊富なカスタマイズ機能が用意されており、企業の多様な採用ニーズに対応可能
- プロによるサポート:求人作成・運用をプロに一任することで、採用実務に関する時間や手間を軽減し、パフォーマンスの向上を実現
- Indeedパートナー実績:Indeed公式パートナーとしてIndeedに対する専門知識が豊富。Indeed広告強化オプションをご利用の方が、Indeed PLUSの対象となり幅広い求職者へのリーチを実現
詳しいサービス内容については、下記ボタンよりご覧ください。
Airワーク採用管理
Airワーク採用管理は、求人作成から応募者管理まで完全無料で利用できる採用管理システム(ATS)です。有料オプションを利用することでIndeed PLUSに自動連携され、さらに広い求職者層に向けてアプローチできます。
シンプルで直感的に使えるインターフェースを持ち、モバイルデバイスからもアクセス可能であるため、採用担当者がどこにいても応募管理を効率的に行うことができます。
<特徴>
- 無料で利用可能:求人作成から応募者管理までの基本機能を0円で利用でき、コストを抑えた採用活動が可能
- 柔軟なモバイルアクセス:どこからでも求人管理が可能で、多忙な担当者にとって便利
- Indeed連携で広いリーチ:Indeedを通じて、求職者の最大7割(※1)に求人を届けることが可能で、より多くの応募者にリーチ
※1 出典:株式会社ヴァリューズ シェア調査 2023年6月 (日本国内の主要求人サイトを1年に2日以上利用しているユーザーのうち、 Indeed・タウンワーク・リクナビNEXTを利用しているユーザーの割合
ジョブオプ採用管理
ジョブオプ採用管理は、応募者の増加、採用業務の効率化、コスト削減を目指す総合的な採用管理システム(ATS)です。Indeed PLUSとの連携や運用代行サービスにより、求人の効果を最大化しつつ、採用担当者の負担を軽減します。とくにデータにもとづく効果的なレポート分析機能を持ち、採用活動における戦略的意思決定をサポートします。
<特徴>
- オールインワンサポート:応募者管理から採用効率の向上まで、採用に必要な機能をひとつにまとめて提供
- Indeed PLUS運用代行オプション:専門スタッフがIndeed PLUSの運用を代行。効果的な集客を実現し、企業の手間を軽減
- データ分析と戦略的採用:効果レポートの分析により、採用活動の改善点を明確にし、データにもとづいた戦略的な採用をサポート
まとめ:効率的な採用活動ならIndeed PLUS(インディードプラス)の活用がおすすめ!
Indeed PLUSは、求人情報を複数の求人サイトに自動的に配信し、広告費用や応募者管理を一元的に行うことで、企業の採用活動を大幅に効率化する革新的なプラットフォームです。従来のIndeedの機能をさらに強化し、有料オプションによる確実なリーチ拡大を可能にするIndeed PLUSは、多くの求職者にアプローチし、迅速に適切な人材を獲得するための最適なツールといえるでしょう。
とくに、採用プロセスの効率化やコスト管理が重要な企業にとって、Indeed PLUSを活用することで、求人広告媒体の選定や広告運用の手間を減らし、より戦略的な採用活動に専念できます。
採用市場内の競争がますます激化するなか、企業にとってIndeed PLUSの活用は求職者とのつながりを強化し、採用の成果を最大化するための重要なツールです。これからの採用活動をより効果的に進めるために、Indeed PLUSの活用をぜひご検討ください。
本文中でもご紹介した採用管理システム(ATS)アットカンパニーの詳細につきましては、下記ボタンより資料をご覧ください。