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Indeedの新機能|マッチング重視の活用法を解説

Indeedのマッチング機能を紹介

近年、企業の採用活動のあり方が大きく変化しています。その変化の中心にあるのがIndeedです。これまでIndeedでは、求職者がキーワード検索で仕事探しをしていましたが、現在では一人ひとりの経験や価値観にあった求人を提案する「マッチングプラットフォーム」へと進化しています。

なぜIndeedは新しい採用の形を創り出そうとしているのでしょうか。そして、その変化に企業はどのように対応すればよいのでしょうか。本記事では、Indeedが掲げる方向性やマッチング機能について解説します。

Indeedが「マッチング」を重視する理由

Indeedがマッチングを重視するのは、採用の成功要因が「数」から「質」へと変化しているためです。本章では、求職者・企業・市場の3つの視点で解説します。

求職者の仕事選びが「条件」から「価値観」へ変化しているため

いま、求職者が仕事を選ぶ基準は大きく変わりつつあります。給与や勤務地などの条件だけでなく、「やりがい」「柔軟な働き方」「企業文化への共感」といった価値観を重視する傾向が強まっています。

とりわけSNSや口コミなどから企業情報を得られる時代において、求職者は自分らしく働ける環境を選ぶようになりました。こうした流れのなかで、Indeedは「共感で選ばれる採用」を実現するため、AIによるマッチング精度の向上に注力しています。

労働人口減少で“数”より“質”が求められるようになったため

少子高齢化の進行により、国内の労働人口は年々減少しています。企業にとっては人材の奪いあいが常態化し、「多くの応募を集める」よりも「長く活躍できる人と出会う」ことが重要な課題となっています。

そのためには、応募数や閲覧数といった量的指標よりも、候補者とのマッチ度を高める質的なアプローチが欠かせません。IndeedはAIとデータを駆使し、条件だけでなく経験やスキル・価値観までを考慮した出会いを支援しています。

求人検索の精度を高めるにはAIによる最適化が欠かせないため

従来のキーワード検索だけでは、求職者の潜在的なスキルや志向性を的確に捉えることができません。たとえば「営業職」と検索しても、求職者の希望業界や働き方までは反映されないのが現実です。

そこでIndeedはAIを活用し、求職者のプロフィールや閲覧履歴、応募行動の解析に着手しました。その結果、膨大なデータからもっともマッチする求人を自動的に提示する“マッチングプラットフォーム”へと進化を遂げているのです。

Indeedが掲げる理念と目指す方向性

Indeedの進化を支えているのは、一貫して掲げてきた「Job Seeker First(求職者第一の姿勢)」という理念と、「ボタンを押すのと同じくらい簡単で迅速に仕事に就けるようにする」という明確なビジョンです。

Indeedは単なる求人掲載の場ではなく、求職者と企業の理想的な出会いを創出するために、これらの考え方を基盤にしています。

Job Seeker First|求職者第一の姿勢

Indeedのすべてのサービスの根底にあるのが「Job Seeker First(求職者第一)」の考え方です。つまり、求職者がどんな背景や価値観を持っていても、自分に最適な仕事と出会えるようにするということです。

こうした理念が、Indeedのあらゆる技術開発や機能改善の出発点となっています。単に企業の採用を支援するだけでなく、「求職者の成功体験」を生み出すことこそが使命です。この姿勢こそが、キーワード重視からマッチング重視への転換を強力に後押ししています。

Indeed Hiring Platform|ボタンを押すのと同じくらい簡単で迅速に

Indeedでは、「ボタンを押すのと同じくらい簡単で迅速に仕事に就けるようにすること」をビジョンに掲げています。それを具体化したのが「Indeed Hiring Platform」です。

Indeedでは、求人検索から応募、スクリーニング、面接調整、オンライン面接までを一気通貫で完結できる仕組みを提供しており、これにより、求職者はよりスムーズに仕事へたどり着け、企業は採用にかかる時間と手間を大幅に削減されます。

Indeedで進化する「マッチングプラットフォーム」の仕組みとは

Indeedは、以前は「求人検索エンジン」の一種でしたが、現在は異なります。AIとデータを駆使し、求職者一人ひとりに最適な求人を自動で提案する「マッチングプラットフォーム」へと進化しています。

AIとデータによる最適化の仕組み

IndeedのAIは、求職者のプロフィールや職務経歴、閲覧履歴、応募履歴などの行動データを分析し、求人のタグ・勤務地・スキル情報などと照らし、最適な求人を表示させる仕組みです。

単なる条件一致ではなく、働き方やキャリア志向までを含めた高精度なマッチングを実現できます。これにより、求職者にとっては「自分にあう求人がみつかる体験」を、企業にとっては「理想の人材に出会える機会の創出」につながるでしょう。

検索結果のパーソナライズ表示

Indeedの検索結果は、もはや一律ではありません。求職者が同じキーワードで検索しても、その経歴や行動履歴に応じて表示される求人の順序や内容が最適化されます。具体的には、AIが個々の興味やスキル、過去の応募傾向を学習し、より関連性の高い求人が上位に表示されます。

これにより、求職者の探索効率があがり、企業側も本当に関心を持つ人材に求人を届けられるようになっています。

「本日の新着マッチ」や「おすすめ求人メール」による自動推薦

IndeedはAIを活用し、求職者の行動や興味関心にあわせた求人をトップページの「本日の新着マッチ」や「おすすめ求人メール」として自動的に配信しています。

これにより、求職者は検索しなくても自分にあう仕事に出会えるようになり、企業は潜在的な候補者へのアプローチの機会を広げることができます。受け身の採用から、データドリブンな“能動的な出会い”を生み出す仕組みへと進化しているのです。

新機能・新要素で高精度マッチングを実現する方法

Indeedは、マッチング精度を高めるために複数の新機能を導入しています。これらの機能を適切に活用することで、企業は「求める人材に届く求人」を構築でき、AIによる推薦精度もさらに向上します。本章では、実際の運用で注目すべき5つのポイントをご紹介します。

求人への「タグづけ」

求人情報に職種カテゴリ、スキル、経験、資格などを正確に設定することで、AIが「どんな人にあう求人か」を判断できるようになります。タグは求人の特徴を示す“カルテ”のようなもので、設定精度が高いほどマッチングの質も向上します。

とくに、職種や業界、必要スキルを細かく分類することで、IndeedのAIが候補者データと照合しやすくなり、関連性の高い求職者に求人を優先表示させることが可能になります。

「詳細な勤務地データ」の入力

Indeedでは、勤務地情報を市区町村レベルにとどめず、番地やビル名まで入力することが大切です。Indeed Japanの調査によると、詳細な勤務地情報を入力した場合は、求人の表示回数は約2.4倍、応募開始数は約2.5倍に向上することが明らかになっています。

理由としては、求人をみた求職者が自宅からの通勤時間やアクセス環境をイメージしやすくなるため、応募意欲が高まりやすくなると考えられています。

「応募者管理ステータス」の更新

Indeed上で応募者の選考ステータス(書類通過、面接中、採用、不採用など)を随時更新することは、AIの学習精度を高める重要な要素です。

企業がどのような候補者を採用したのかという実績データが蓄積されることで、IndeedのAIは「自社にマッチする人材像」をより正確に把握します。その結果、次に推薦される求職者の精度が高まり、採用活動全体の最適化につながります。

「おすすめ求人メール」への露出を狙う

Indeedでは、求職者の行動データに基づき、自動で配信される「おすすめ求人メール」を通じてマッチ度の高い求人を案内しています。求人情報の内容が具体的で最新の状態に保たれているほど、IndeedのAIによりこのメールに選ばれやすくなります。

自社をまだ知らない潜在層の求職者にもリーチできる貴重なチャネルであり、情報の正確さと更新頻度が露出拡大のカギを握ります。

「自動アプローチ機能」を活用する

2025年8月に新たに追加された「自動アプローチ機能」は、企業が設定した条件に基づき、Indeedが自動で候補者にオファーを送信する仕組みです。これにより、企業は受け身の採用から一歩進み、条件にあう求職者へ能動的にアプローチできるようになりました。

オファーは求職者のIndeedアカウントに通知され、求人ページ上でも「オファー求人」として表示されるため、露出と応募数の双方を効果的に高めることが可能です。

Indeedでマッチング効果を高める求人の書き方

マッチングの精度を高めるには、Indeedの仕組みを理解するだけでなく、求人そのものを最適化することが欠かせません。

AIが正確に理解し、求職者の心にも響く求人を作ることが、採用成功のカギとなります。本章では、マッチング時代に効果を最大化する求人の書き方を解説します。

「誰に」「何を伝えるか」を明確に

まず重要なのは、ターゲットとなる人物像を明確に定義することです。年齢や経験だけでなく、「どんな価値観を持つ人が自社にあうか」を具体化し、その人に響くメッセージを設計しましょう。

曖昧な表現よりも、求職者自身に「自分のことだ」と感じてもらえるような言葉が効果的です。求職者にとっての理想の働き方と、自社が提供できる価値を一致させることが、共感と応募を生む第一歩になります。

スキル・価値観・文化フィットを言語化する

求人で伝えるべきことは、仕事内容やスキル要件だけではありません。どんな雰囲気の職場なのか、どんな価値観を大切にしているのかといった「企業の人となり」を具体的に言葉にすることが重要です。

AIはテキストから求人の特徴を理解し、求職者はその背景にある価値観に共感して応募を決めます。たとえば「挑戦を歓迎する社風」「意見を発言しやすい職場」といった表現やそれを裏づけるエピソードが記載されていると、共感を集めやすくなるでしょう。

採用要件を具体化し、AIにも伝わる求人を作る

マッチング精度を左右するのは、求人内容の「具体性」です。AIは曖昧な表現を正確に理解できないため、「営業経験がある方」よりも「法人営業で3年以上の経験がある方」のように条件を具体的に記載しましょう。

必要スキルや使用ツール、歓迎条件なども正確に入力することで、IndeedのAIが最適な候補者を推薦しやすくなります。求職者にも仕事内容が明確に伝わり、応募後のミスマッチ防止にもつながります。

まとめ:Indeedでマッチング最大化を実現

採用の主戦場は「数」から「質」へと移り変わりました。IndeedはAIとデータを活用し、求職者と企業の最適な出会いを生み出す「マッチングプラットフォーム」へと進化しています。

企業側もタグ設定や勤務地情報、求人の最適化などを通じて、より高精度なマッチングを実現することができます。

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<記事監修:高橋 洋介>

リクルートと広告代理店にて求人広告営業に従事。主に中小企業を中心としたアルバイト・中途社員の採用支援を行う。在職中にGCDFキャリアカウンセラー、国家資格キャリアコンサルタント資格も取得。独立後はフリーランスとして企業の採用実務支援から、WEBマーケティング支援など幅広く活動している。

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