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求人ボックスのクローリングサービスはIndeedの代わりになる? 仕組みや注意点を解説

求人ボックスのクローリングはIndeedの代わりになる?

求人ボックスはIndeedと同様に、クローリングサービスを提供している求人検索エンジンです。2025年6月に予定されているIndeedのクローリングサービス終了を受け、求人ボックスの代替え利用を検討されている担当者様も多いのではないでしょうか。求人ボックスで代替え利用は可能なのか、仕組みや注意点から検証していきましょう。

本記事では、求人ボックスのクローリングサービスはIndeedの代わりになるのか、仕組みや注意点を含めて解説します。

求人ボックスの概要

求人ボックスは価格.comや食べログなどを手がけるカカクコムが運営する、国内有数の求人検索エンジンです。2024年には利用者数が1,000万人を突破するなど、2015年のサービス開始から年々認知度も上昇しており、2,000万件以上の豊富な求人を掲載しています。

求人ボックスはIndeedと同様に、基本無料掲載が可能です。掲載基準などを満たしていれば自社で作成した求人を費用の負担なく掲載できるため、採用コストを大幅に抑えることができます。また、有料プランについてもIndeedと同様クリック課金を採用しており、あらかじめ決めた予算内での運用が可能です。

クローリングサービスとは?

ここからは、求人ボックスが採用している、クローリングサービスの概要について解説します。

クローリングサービスで行うこと

クローリングサービスとは、「クローラー」とよばれるプログラムを活用してWEB上の各ページを巡回し、求人情報を自動で収集するサービスのことです。企業採用サイトや提携の求人サイト、転職サイトから求人情報を収集し、掲載基準をチェックしたうえで求人ボックスに掲載を行います。

クローリングサービスは、求人ボックス・スタンバイなど、さまざまな求人検索エンジンで提供されている仕組みです。クローリングサービスの仕組みや掲載の条件を把握しておくことで、掲載手続きをする必要のない、効率的な求人掲載を行うことができます。

求人ボックスのクローリングサービス

求人ボックスのクローリングサービスは、企業ごとの採用ページや提携求人サイトなどの情報を自動収集し、掲載するサービスです。求人ボックスにサイト連携(無料)を依頼すれば、自社求人情報などをクローリングサービスの対象に設定することができます。掲載基準を満たす必要がありますが、求人ボックスへ無料掲載ができる、非常に便利なシステムです。

求人ボックスについてはこちらのコラムでも詳しくご紹介していますので、あわせてご参考にしてください。

求人ボックスとは?料金や仕組みなど基本情報を解説求人ボックスとは? 掲載料金や仕組み、メリットや掲載方法などを解説

Indeedのクローリングサービスが終了

国内で最も利用者が多いIndeedのクローリングサービスは、2025年6月末をもって終了することが発表されました。そのため、これまでIndeedのクローリングサービスを利用して掲載していた企業は、それぞれ掲載方法や掲載媒体の変更など個別の対応が必要になります。

Indeedのクローリングサービス終了についてはこちらのコラムでもご紹介していますので、あわせてご参考にしてください。

Indeedのクローリング終了に伴う影響と対策【2025年6月末】Indeedのクローリングが終了、影響と対応策を解説

クローリングサービス以外で求人ボックスへ掲載する方法

ここからは、クローリングサービス以外で求人ボックスに掲載する方法を解説します。

直接投稿

求人ボックスはクローリングサービスを活用した掲載以外に、直接投稿でも掲載することができます。直接掲載の場合は、求人ボックスのフォーマットに沿って入力すれば求人作成ができるため、最短当日中に掲載することが可能です。手続きも簡単で無料で利用できるため、費用を抑え効率のよい求人掲載を行えます。

XMLフィード連携

XMLフィード連携とは、企業採用ページや求人ページの内容をXMLフィード形式に変換し、求人ボックスに読み込ませて掲載する方法です。通常HTMLで公開されている求人データをXML形式へ変換することで、求人ボックスに連携することができます。対応には、一般的に専用のツールやエンジニアによるプログラム開発が必要になります。

クローリングサービスでの掲載は、クローラーが巡回してきたタイミングでの掲載となるため、求人数が多い場合は掲載までに時間を要する場合があります。その期間を、XMLフィード連携によって解消することができます。データ変換などの専門知識を持つ人材が在籍していれば、ぜひ活用したい掲載方法のひとつです。

有料掲載(広告枠)

求人ボックスで自社求人の閲覧数を増やしたい場合は、有料プランを利用することもできます。有料プランは無料求人よりも上位表示される広告枠へ掲載され、求職者がクリックするごとに料金が発生する仕組みです。25〜1,000円の幅で予算に合わせた設定ができるため、計画的に運用できます。有料掲載はIndeedと同じクリック課金を採用していることも、Indeedの代替えとして利用しやすいポイントだといえます。

クローリングサービスの注意点

ここからは、クローリングサービスを利用する際の注意点を解説します。

規定を満たさないと掲載されない

クローリングサービスは自動で実施されますが、求人ボックスの規定を満たしていない場合は掲載されないので注意が必要です。掲載規定は変更される場合もあるため、一度掲載されたものが突然掲載されなくなる場合もあります。掲載されているつもりで掲載されていないと、採用までの期間が無駄に長くなってしまいますので、定期的なチェックを実施することを心がけましょう。

また、求人ボックスの規定には、掲載主・求人情報それぞれに対するガイドラインがあります。クローリングサービスによる掲載を行う際は、事前に掲載規定を確認のうえ、規定に合わせた求人の修正や作成を行うことが良策です。下記はガイドラインの一例です。

≪掲載主に対するガイドラインの一例≫

  • 個人事業主でない個人
  • 短期的に投稿を繰り返す掲載主
  • 応募者への対応が悪質なもの、悪質と判断される掲載主
  • 掲載主・雇用主の実在または事業活動が確認できない掲載主

≪求人情報に対するガイドラインの一例≫

  • 求人内容を最新に更新していないと判断されるもの
  • 事実と異なるもの、異なると判断されるもの
  • 労働関係の各法令を遵守しないもの、また違反となる恐れがあると見なせるもの
  • 募集が終了しているにも関わらず募集を継続しているもの

参考:求人ボックス|掲載ガイドライン

有料プランに埋もれる可能性がある

クローリングサービスでの掲載の場合は、求人が有料プランに埋もれてしまう可能性があります。有料掲載や新規掲載などが優先度高く掲載されるため、埋もれた場合は応募がまったく集まらないことも少なくありません。掲載が完了した後も定期的に掲載順位をチェックし、必要に応じて対策する必要があることを覚えておきましょう。

ちなみに、求人ボックスの掲載ロジックは、今のところ明確に示されていないというのが実情です。入力キーワードや勤務地との関連性、情報量や新しさなどを考慮して掲載順位を決定されることは開示されているため、求職者目線で求人作成することが基本の対策となります。閲覧数を挙げたい場合は、掲載順位をチェックしながら都度手直しすることが非常に大切です。

求人作成や運用のノウハウが必要

求人ボックスはクローリングサービスを利用して無料で掲載できますが、掲載基準の確認や掲載順位を上げるための対策など、求人作成や運用のノウハウがある程度必要になります。できれば運用経験がある人材を担当に配置し、経験者がいない場合は採用管理システム(ATS)などを活用して運用を行うことが良策です。求人の質も向上するため、採用力のUPにもつながるでしょう。

求人ボックスはIndeedの代わりになる?

最後に、求人ボックスはIndeedの代わりになるのかについて、効果的な運用方法を含めて解説します。

求人ボックスでも代替は可能

求人ボックスのユーザー数はIndeedに比べると劣りますが、求人ボックスを、Indeedの代わりに利用することは基本的には可能です。無料掲載で応募が集まらない場合は有料掲載への切り替えもできるため、状況に合わせて運用方法の変更が可能です。プラン変更ができる点も、Indeedの仕組みとほぼ同様だといえます。

ほかのメディアとの併用がおすすめ

求人ボックスはIndeedに比べると明らかにアクセス数が少ないため、可能な限りほかのメディアとの併用をするのが良策です。月間アクセス数で比較すると、Indeedは月間約2,390万(SimilarWeb、総訪問数、2024年7月)アクセスに対して、求人ボックスは月間約1,000万アクセスと約倍ほどの差があります。このアクセス数の差を求人ボックス以外の求人サイトなどで埋めることができれば、応募数を担保しながら切り替えることも可能です。自社の採用ターゲットも考慮したうえで、より効果的な求人媒体の選定を進めましょう。

一方で求人サイトを併用する場合は、運用方法なども事前にシュミレーションしておくことが大切です。それぞれのサイトで応募受付や応募者対応を行うことになるため、あらかじめ担当者は操作方法や運用方法を確認しておく必要があります。応募者対応の遅れは、組織の採用力を大きく低下させる要因のひとつです。複数の求人サイトの管理方法や効率の良い運用方法を、事前にしっかりと構築しておくことが重要です。

採用管理システム(ATS)が最も効率的

求人ボックスに掲載するのであれば、提携している採用管理システム(ATS)を活用した掲載・運用がもっとも効果的です。たとえば弊社が提供する採用管理システム(ATS) アットカンパニーの場合は、求人ボックスに連携しているため、システム内で作成した求人を求人ボックスに掲載することができます。求人ボックス以外にも、IndeedやGoogleしごと検索、スタンバイなど複数の提携求人サイトにも自動転載されるため、求人をより効率よく行うことが可能です。

また、複数の求人サイトからの応募受付や応募者対応も、アットカンパニーのシステム内で一括して対応できます。応募者管理機能を活用したスムーズな選考が行えることも活用の大きな利点です。そのほか、採用関連の知識が豊富な専任スタッフのサポートも受けられるため、初めての求人から安心して利用することができます。求人ボックスへの掲載を予定されている場合は、アットカンパニーの利用も是非ご検討ください。

まとめ:求人ボックスのクローリングサービスを効果的に活用しよう

求人ボックスをIndeedの代用として利用するのであれば、クローリングサービスを含めた仕組みをしっかり理解しておくことが非常に大切です。掲載基準に沿った求人作成を行い、可能な限り複数の求人サイトを併用することをおすすめします。より効率的な運用を行いたい場合は、採用管理システム(ATS)の利用も良策です。

今回ご紹介した採用管理システム(ATS) アットカンパニーでは、システム内で作成したひとつの求人情報を、求人ボックスをはじめとした複数の求人サイトへ簡単に掲載することができます。採用方針に合わせたプランをご用意しているため、状況に合わせたご利用をご検討ください。

またアットカンパニーは、Indeedの特別認定パートナーでもあります。求人作成から運用までを、丸投げできるので、知見や経験がない場合も効果的な求人が可能です。より詳細なサービス内容については、下記よりサービスに関する資料をご覧ください。

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